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空のように透き通った心をみつめて、あるがままへ。
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この世の全ての出来事はとらわれた心が映し出した情景です。

心は自我という概念に閉じ込められた籠の中の鳥なのです。

ブッダ(釈尊)は「この世のあらゆる一切の全ては苦しみ(ドゥッカ)である」と言っています。

この世界は不安定(混沌)で、不満や欺瞞に満ちていて、

私たちはその不安定な世界に安定したものを求めてしまうので

苦が生じるといった感じでしょうか。

宇宙という存在自体が不安定であり、

あらゆる生命も不安定であり、

非生命である物質も元を正せば量子といった不安定な物質の集合体です。

崩壊を逃れられるものは一切無いのですよね。

社会情勢も目まぐるしく変わりますから、

今日、安定していた収入も明日には判りませんよね。

この不安定な世界に、

永遠不滅とか常駐といった真実ではない事実をとらわれた心で見つめることが、

苦しみや悩みに繋がっていくのです。

病・老い・死に人は抗えず、

それがあれば愛する人との別れにも抗えず、

愛しあう人達の心自体がとらわれた心で相手を見つめるので、

別れにも抗えません。

愛し合う人と居るときには”嬉しい”、別れると”悲しい”。

流れてゆく激流のなかでいくら流されまいとしても、いつかは力尽きて流されていきます。

そのことを当たり前の事実だと認識しない”とらわれた心”で見つめるから、

悩みや苦しみが生み出されます。

楽はいつか壊れて苦にに転じ、苦もいつかは楽に転じます。

その生起と消滅の円環が真実なんだと認めて、

とらわれない心で見つめていくと、

いつのまにかとらわれない自由な心が幸せを呼び込むのだと気づくはずです。

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生きとし生けるもの全ての心に優しい風が吹きますように。

byガム
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仏教研究 #1

※浅学ですので、激しい突っ込みはご遠慮ください(笑)
でも、間違いがあれば書き込みしていただくと助かります。

#1-1仏教とは何か?
私の考える仏教とは宗教でも哲学でも思想でもない、
当たり前のことを説く”生きるための教え”というスタンスで、悟りへ至る道順を示した地図と認識しています。
そして、このへんは宗旨によって解釈が違うのだと思いますが、
仏教が他の宗教と違う確定的な要素は不可視なるものを対象とせずに信仰に導いていない点と、
信仰を基礎とする宗教を批判しない点にあると思えます。
ブッダはあくまで月(真理)を指す指であって、その目的はブッダを信仰することではなく、月(真理)を見ることにあるのだと思います。

#1-2ブッダの生誕と出家
ブッダは約2600又は2500年前程にインド大陸ヒマラヤ山南のコーサラ国に従属するカピラバッツ共和国を統治するシャカ族の王子として生まれました。
誕生日は諸説あり、二月八日とする説と四月八日とする説がありますが、
日本に伝わっている大乗仏教では四月八日としています。
上座部といわれる南伝仏教は二月八日の説のようです。
ブッダの生誕したルンビニは現在ではネパ-ル国に存在します。
ブッダが生存した当時のインド大陸はマガタ国とコーサラ国の二つの大国があり、
カピラバッツ共和国はその大国にほぼ挟まれる様に位置していたようです。
ブッダは幼名をシッダッタと言い、スッド-ダナ王とマ-ヤ王妃の間に生まれましたが、ブッダ生誕後7日にマ-ヤ王妃が亡くなり、母の妹であるマハ-パジャーパティーに養育され成長しました。
そして成長しましたが、その青年時を回想した経典では次のように語っています。

私は無上の快さを味わっていた。
我が父の王城にはハス池が設けられていた。
そこにはあらゆる種類の蓮華が植えられていたが、それは私の為であった。
私の衣服は全て最高のもので仕立ててあった。
(中略)
私はこのように裕福で、このようにきわめて快くあったけれども、このような思いが起こったのだ。
無学な凡夫は、みずから老い、病み、死にゆくのもので、同様に逃れないのに、老衰し、病み、死んだ他人を見ては、考え込み、悩み、恥じ、嫌悪している。我もまた老い、病み、死にゆくもので、老い、病み、死にゆくのを逃れないのに。老衰し、病み、死んだ他人を見ては、考え込み、悩み、恥じ、嫌悪するだろう。
このことは私にはふさわしくないと思って。
私(ブッダ)がこのように観察したとき、青年時における青年の若々しさは、まったく消沈してしまった。

青年期のブッダは病・老・死といった苦しみに対して恐怖し思い悩んだようです。
ブッダは後に結婚しラ-フラという男の子を儲けましたが、29歳で出家しました。
ニッバ-ナ(涅槃)を求めるために。

※ブッダはマーヤ婦人の右脇から生まれ、七歩歩いて右手で天を指し、左手で天を指し天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)と言った。と、言われていますが、これはブッダの過去七仏の第一仏のエピソードによるものです。過去七仏とはブッダが輪廻転生した過去を記す物語で、これはあくまで伝説(創作)と言われています。ブッダが言ったのではないのですが、仏教ではニッバーナに達した釈尊の教えが尊いと解釈しています。私的にはブッダは自我を否定して無我を説いていますので、「この世に生まれた生命全ては等しく尊い」と解すのが妥当だと思えます。

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by ガム
皆さん、過去生はあると思いますか?

私は肯定していますが、

皆さんはどうでしょう?

肯定しても否定しても間違いではないですよね。

体感してみなければ、

それがあるとは言えませんし、

体験したことがないかと言っても生きる上で必要ありません(笑)

それと、

言っておきたいのはですね、肯定派と否定派の論争は無意味だと言うことです。

なぜかと言うと、

過去生が無いと在ると言う双方の認識がないと在るのか無いのか認識し得ないからです。

全く過去生が無いのなら、過去生という概念も発生しません。

但し、信じていない人に在ると押し付けてはいけませんよね。

また、体験していなのに在ると思い込んでもいけません。

私には断片的ですが過去生の記憶が少しだけあります。

黄褐色の法衣を着て、大勢の仲間と共に瞑想しているようでした。

場所はどうやら古い時代の東南アジアかインドのようで、

法衣から左肩だけ出していましたが、その左肩には蛇の刺青がありました。

映像のみ見たのでどういった状況なのかわかりませんが、

どうやら、修行僧のようです。

私は大勢の修行僧の末席に在して、威厳ある人の説法を聞いていたようです。

誰なのかは判りませんが、皆穏やかにその話に聞き入っていました。

まあ、

映像のみでそのときの状況ははっきりとは判りません。

他にも断片的な記憶はあって、

とある人にこういった状況で、

こういった人ですよ、と教えていただいていますが、

言うべきことではないと思いますので言いません。

もし、私の過去生が知りたいと言う人は、

私に直接メールを下さい。

メ-ルをいただいても教えません。

ハハハハハハハハ

byガム
この世のあらゆる全ての現象、存在は移ろいゆきます。

生滅変化がこの世の真理であり法則なのです。

悟りとは、

この生滅変化、

流れゆくものがこの世の理であるということを認識し、

それを意識に固定化することと定義しても過言ではないのですね。

ただ、人は自分と言う立場から視線を向けがちで、

人生は、生命は、この世は、意識は、

流れゆくものだと認識しながら人はそれを認めようとはしません。

生命が愛おしいのは誰でも同じなんです。

その愛おしさから人は人から盗み、痛めつけ、至っては自らの生命さえも絶とうとします。

これはですね、

追い求めて追求するのがあたりまえだと思って、

追い求め続けて、

元気な時は疲れを知りませんが、迷いとか病になって初めてそれに気づくからなのです。

人は生きているからこそ、迷い、病になります。

それを認めないから空しくなって、この世を憐れんで人は自らの命も諦めてしまうんです。

なぜ、心は空しくなるのか考えてみてください。

それは、

”あらゆる全ての現象、存在は移ろいゆく”

その当たりまえの事を認めず目を背け、背を向けているからです。

現在という認識は過去と未来があって、

認識し得ますよね。

今が無ければ過去も無く、未来もありません。

今、ここにある命をありのままに認め、

命は限りあるのもなのですが、

その限りのある時間の中で生命という花を咲かせましょう。

私達人の命も儚い花の命と変わらないことを知って、

私はこの世にあって死ぬ定めにあるものと覚悟するのです。

死ぬ定めにあるものと覚っているからこそ、

自分の命も人の命も尊いと認識し得るからです。

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