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空のように透き通った心をみつめて、あるがままへ。
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果実は種子を原因として、実(結果)を結びます。

林檎が実を結ぶまでは、もちろん種子を大地に撒かなくてはいけませんが、

種を撒いてから実を結ぶまで、何年かの時の経過が必要でしょう。

その他に必要なものは何でしょう?

まず、母なる大地である地球、太陽、空、空気、水、風、四季の移り変わり、

腐葉土を作る枯葉と虫やバクテリア、受粉を助けるミツバチ・・・

様々な要因が重なり合って結果である林檎がなりますね。

林檎(結果)がなる直接の縁は種子(原因)で、

その他に必要なものの、太陽、空気、水といった様々な要因は条件として、

大きな関連や小さな関連となって林檎(結果)の成立に関わりをもちます。

ですから、

あらゆる万象、生命、非生命、現象、出来事は種子(原因)が実を結び(結果)、

現象として捕らえることができるんですね。

ありとあらゆる出来事はその実がなるために種子が必要なのですが、

私達は目先の事柄ばかりに捉われてそれを見ようとはしません。

物質の原因と結果は容易く捉えることはできても、

ことさら、人間関係や社会の出来事に関しては相手次第となります。

例えば、学校や会社で嫌なことがあると、環境のせいにしてしまいがちですが、

人間関係の愛憎といった現象には必ず原因があり、この世に結果として現れていて、

その原因はもしかしたら、前世でのカルマなのかもしれません。

私達の魂は転生による様々な人生の経験から、あきらかに個性を持っているようです。

もし、そうなのだとして輪廻を俯瞰すると、お互いに繰り返していることや、

長く引きずっていることがあるのかもしれないですよね。

そして、原因があるのならそれを滅する方法(条件)を行えば、

調和という果実がまた実を付けるのです。

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 カルマとはサンスクリット語で「行い・行為・業」という意味で、

行為の結果が自分自身に返ってくることをいい表しています。

カルマとはバランスを取る法則という見方もでき、

与えたもの、または、与えなくてはいけないものといった目に見えない力が、

傾いた天秤を元に戻そうとする作用(法則)のように考えてください。

では、カルマはどのように創造されるのでしょうか。

要約すると私達の行いから生まれるのですが、

身での行い、意識での行い、言葉での行いの結果、カルマは創造されます。

カルマは私達の行為に伴い、目に見えないエネルギーとして相手方に放射され、

その目に見えないエネルギーは、

相手から反射して同等のエネルギーとして自分の身に返ってくるのです。

信じられないかも知れませんが、

誰かに「なにか」を思ったとき、想念は放たれたエネルギーの矢のように相手方に刺さり、

その相手方に刺さったエネルギーは法則から、必ず自己の身に兆弾のように返ってくるのです。

ただし、このカルマを良いもの悪いものといった観念で見つめずに、

自然界の法則として捉えて、

私達が意思を持ち、思考により、行為してこの世と関わるのなら、

生きているという種子(原因)による果実(結果)であると考えるべきです。

カルマはあくまで自然界の法則であり、カルマによって輪廻をくり返しているとすれば、

それは、私達がこの世界に生まれてくる原理だと見ることもできますよね。

そして、行為の結果としてカルマがあるのなら、与えつくすとか、

生かしあうといったバランスの取り方もできます。

いずれにせよ、「あるがまま」の視点でカルマを見つめれば、

ポジティブなカルマもネガティブなカルマも存在しません。

なぜなら、カルマはこの世界という流れている川を海へと導く力なのです。

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私達はお互いに、社会という屋根を私達という柱で支えあい、生活しています。

その柱の基礎は大地であり、生命と現象と存在はその大地を共通の基盤として、

わかちあうように、人が理解せずとも、自然の法則として成り立っています。

そのわかちあう理解を忘れている私達は、争い、憎み、蔑みをして分離していますが、

寛容と受容と理解はそれらを中和し、分離した私達を一つへと帰還させます。

個人の性質は生まれたときの社会的背景、その家族の持つ道徳観、

信仰している宗教によって作られ、様々に性質を変えてゆきます。

その蓄積された知識が個人の性質を形成し、私達を分離へと導くと「理解」したとき、

その「理解」は「愛」へと変容するのです。

あるがままにその人の性質を認め、理解することにより、

本質はなにも私と変わらないと認識し、理解によって愛が生まれることを知ります。

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私達にとって、死とは、どのような意味があるでしょうか?

死とは、肉体の死であり肉体の活動の停止でもあるといえます。

しかし、魂は存在し続け、花から花へ飛び移るミツバチのように転生を続け、

魂は転生によって、学び、経験して最終的には「大いなる自己」へと近づいていきます。

魂はこの世に、魂を向上させるという学び、

私達が本当は一なるものから生まれているという学びをするために転生してくるようです。

それぞれの魂は、「カルマ」という与えたものが自分のもとに返ってくるという法則と、

そのカルマに応じて魂を成長させるために、

必要な「学び」ができる環境を自ずと選んで生まれてきます。

中には、前世で残してきたもの(行為)を浄化するために転生してくる魂もありますし、

手助けのために転生する魂もあります。

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