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空のように透き通った心をみつめて、あるがままへ。
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あらゆる現象は流れて、移ろいゆきます。

物質界においてそのまま留まって(常駐)いるものは何もありません。

これは、生命も精神も現象も永遠不変、不滅のものはないということです。

逆に、

その「あらゆる万象は流れていくもの」という法則だけは永遠なのですね。

ですから、

生命である人は死から逃れられません。

こんなふうに表現するとなんだか物悲しくなりますね。

でも、

死と言う現象があるからこそ、人は生まれてくるのです。

私達の魂は生と死を何度も経験しにこの世に生まれ、

そこに業(カルマ)と原因と結果の循環的な法則が介在しています。

限られた命で為しえなかった約束を新たな生で果たす為なのですが、

業(カルマ)と原因と結果の法則は後に詳しく述べます。

理解してもらいたいのは今、ここにある生命です。

今、ここにある生命は蜃気楼のようなもので、

今日あるものだと人は思いがちですが、

明日あるか保障はありません。

だから、生命保険は成立するのですが・・・

生命といった形で見えるものも、人の精神も意識も移ろいゆきます。

今日、悪人だった私も明日善人になる可能性もあり、逆もあるわけです。

この世界は刻々と変化し、

瞬間瞬間の連続であり、

1秒たりとも過去には戻れないのに、

私達人はこのあたりまえの事実にさえ目を背けてしまいます。

人は愛らしい赤ちゃんとして生まれて、

成長し、子供を生み育て、年老いていきます。

私達の体に必要な作物も種を撒き、

芽を出してやがて実を結び、その実の種から次世代に繋いでいきます。

この生命の営みといえる変容(無常)という流れの中でしか生命は存在し得ません。

生の対極である死があればこそ、生は認識し得ず、死がないのなら生も無いからです。

もし、愛おしい貴方の子供がいなくなって欲しくないと願うのなら、

その愛おしい生命を生むことを否定することになります。

もし、愛おしい貴方の子供が永遠であることを願うのなら、

その愛おしい生命を生み育てることをその子に伝えてください。

その生命の育みこそが無常という真理に生命を吹き込み、

今、ここにある生命を慈しみの目で見つめることに繋がるからです。

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生きとし生けるもの全ての心に優しい風が吹きますように。

byガム

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