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空のように透き通った心をみつめて、あるがままへ。
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怒りはどこからやってくるでしょう?

貴方の外界からやってくると思いますか?

では、

他人の行為によって、貴方の意識に怒りが発生するのでしょうか?

いいえ、それは違います。

貴方の心が怒りの感情を創作しているのです。

物と事、全てのあらゆる事象は”あるがまま”起こっています。

その、”あるがまま”の事象に心が意味を与えて感情を創作しているのです。

怒りを捨て去るには、自分の信じるものを破壊し、再構築する必要があります。

固定観念や信じていた事象から心を解き放ち、それを超えていかなければなりません。

言葉と形態にこだわらず、塵の積もった意識を新たな風の中に晒すべきなのです。

対極する意識に寄らず、

この世の現象をニュートラルな視線で観ることが必要です。

善と悪を夫々対極から観ると必ず怒りが生じます。

有と無。

例えば、無一文の身から富豪を観ると羨みという意識が生じ、

富豪の身から無一文を観ると蔑みという意識が生じます。

無能と有能。

美貌と醜い。

幸福と不幸。

強靭と貧弱。

裕福と貧困。

明るいと暗い。

どうでしょう、対極する意識を持つと怒りや蔑みといった意識が発生し、

人は蔑みといった意識を与えられると、反射的に怒りの意識を発生させます。

心が創作した意識から色々な異なる感情を発生させますが、

私の心が一つなのに多種多様な感情を創作します。

それを防ぐには対極に寄らず、

ニュートラルな心を保つ必要があります。

対極に宇宙創世記から付されていた意味はありません。

対極は歴史の流れの中で培われ、人が発明したものともいえます。

目を閉じて片側の対極に身を置いて両極から交互に観想してみてください。
※ニュートラル(中立に保つ)瞑想をほんの僅かな時間でも行ってみてください。
見えてくるものがあります。

どうでしょう?

どちらの立場からも不要な感情が沸き起こります。

その両方を共に捨て去れば、

新しい世界が私達の眼前に広がるはずなのです。

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