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カルマとはサンスクリット語で「行い・行為・業」という意味です。
「善をなすものは善生をうけ、悪をなすものは悪生をうくべし。浄行によって浄たるべく。汚れたる行によって、汚れをうくべし善人は天国に至って妙楽をうくれども、悪人は奈落に到って諸の苦患をうく。死後、霊魂は秤にかけられ、善悪の業をはかられ、それに応じて賞罰せられる」
上記の詩は古代インド、ガウタマ・ブッダ(釈尊)生存前より説かれていたヴェーダの思想で、
行為の結果が自分自身に返ってくることを言い表しています。
カルマとは行い、
行動、行為、言動を行ったときに発生する目に「見えないもの」と思ってください。
ところで、因果関係について仏教は業の永遠性を説いています。
業(カルマ)が因(結果)になるのは縁(条件)によるものであるとともに、
結果が現実に発生しなければその消滅は起こりえないという思想です。
また、
結果が現実に発生するのは条件次第であって、
負のカルマであっても作用によってその芽が出ない可能性もあります。
因果応報のその応報は因の働きをなす条件である縁次第であるともいえます。
そして、
その結果を生み出しているのは自らの手だとしたら、
その消滅も自らの手で為さなければカルマの解消は起こりえません。
人によっては「カルマは原因を生み出した人から返してもらうもの」と定義している人もいます。
また、「カルマは自分以外の人に解除してもらえるもの」と定義している人もいますが、
これは、大きな間違いです。
前述したように「消滅は自らの手で為さなければカルマの解消は起こりえません。」
原因が現実の行為なのだから、
自分の身で行う現実の行為でなければ解消は起こりえません。
ただし、
その原因を知ることはヒーラーもしくはヒプノセラピーによって探ることは出来ます。
探ることは出来ますが、その解消はあくまで自分自身の行為であり、
その原因は誤った見方によるものなのです。
そして、カルマの解消はその誤った見方を間違いだと認めて、
妄想、もしくは幻想だったと気づくことなのです。
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by我無(ガム)