僕が過去に体験した神秘的だと思い込んでいた体験は、エゴの起こした体験だったみたい。

「ああ、この世界は本当は無色透明でなんの意味も付いていないんだ」

と、気が付いたその夜に宇宙との一体化のビジョンを見たんだけど、まあ、ビジョンを見ただけなんだけれど、これが神秘的な体験なんだと思い込んだんだよね。

で、その体験後暫くは透明な意識が続いたんだけれど、いつの間にか怒りや憎しみといった感情に当たり前のように振り回されるようになった。

まあ、その時から今に至るまでいろんな考察を続けて、知識を得て、気が付いたんだけれど、あの神秘体験？はエゴが起こした体験だったんじゃないかと気が付いたんです。

「この世は本当は無色透明」って、これは紛れも無い事実です。

しかし、その知識もエゴを喜ばす知識でしかなかった。

自分を特別視したからね。

まあ、いまになって思うんですがやっぱり愚かだなぁオレって思うんですよ（笑）

ニルバーナに達したブッダが特に強調しているのは自我執着を捨てることなんですね、髪の毛一本も残さず自分を捨てろって言っているような気がするんです。

自我を完全に手放して、思考を手放して、それから見えるものって実は「現実の中の真のリアル」じゃないかと感じているんです。

だから、下着の一枚も残さず、自分を捨ててください。

そこから、真のリアルを体験できるんじゃないかな。

生きとし生けるもの全ての心に優しい風が吹きますように。

ｂｙガム

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