多くの条件が揃わなければ、生命や私達人は誕生しません。

人が生まれてくるためには、まず宇宙が必要ですよね。

そして、太陽系にある私達の故郷である地球。

その太陽系も地球の他の惑星と微妙に重力のバランスを取っていて、

地球が自転しながら太陽の周りを回っている軌道は他の惑星があるから決まっています。

また、他の惑星は地球を隕石から守っている盾の役割をしているそうです。

我々人は皆、地球上に生まれます。

父と母の営みによって、母の母体から生まれ出て産声を上げ、

そして育っていきます。

貴方の父と母も同じように父母がいますよね、

その父母にもまた父母がいます。

自分と言う存在から父母を下に伸ばしてみてください。

そうです。

大きな三角形が出来上がりましたね。

そして、その頂点にいるのが貴方です。

例えば、その三角形の５段目位の真ん中辺りを別人に変えてみます。

そうすると、その段から上はかなり人が違ってくるのではないでしょうか？

もしかしたら・・・

いいえ、貴方という存在は生まれていないでしょう。

もう一つ例えの例を挙げると、兄姉がいる人の場合、

その兄もしくは姉が生まれていなければ貴方という存在は生まれていない可能性が高いはずです。

前例の場合も、次の例の場合も条件が変わってくれば結果も左右され、

貴方という存在が生まれてくる可能性は無いのではないでしょうか。

前例の場合、５段目位の真ん中辺りから人が変われば遺伝的に変わりますし、

その人の縁からも上の結果は変わってきます。

こうやって考えてみると、貴方が生きているのは奇跡的であると思えませんか？

また、夫々の父母が生きた時代を想像してみてください。

戦争や医療が発達していない時代をたくましく生き抜いたのではないでしょうか？

そして、その時代の社会がなければ夫々の父母も生活の糧を求めることはできませんし、

友達も恋人もできなくて、教育も医療も受けられないはずです。

そもそも、社会全体、国全体、地球全体がなければ私達人は成り立っていません。

そうですね、この関係の中に相互補完性とか相互扶養といった関係性が見出せます。

私達は本当は「私」という存在ではありません。

「私」という存在は私達という全体がなければ成り立ちませんよね。

やはり、この関係の中にも主体が誰なのか見当たりません。

「私」は私達がなければ存在し得ず、

私達がなければ「私」を認識し得ず、

「私」を生かす社会も私達がなければ発展していません。

「私」という存在は「ありのまま」に見つめると宇宙全体という体の一つの細胞に過ぎず、

「生命のコネクション」の中の小さなポイントに過ぎないのです。

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生きとし生けるもの全ての心に優しい風が吹きますように。

ｂｙガム