善と悪。

相対するこの善と悪とは一体なんでしょう？

善行と悪行。

善行とは他者を助け、自分の身のように人を愛し、それを根底とした行為。

では、悪行はその逆で、

他者を傷つける行為というのが社会通念上の一般的な善悪観でしょう。

しかし、善と悪に明確な境界線は引けるのでしょうか？

善と悪の境界線は人夫々の道徳観や宗教観、

生い立ちや親兄弟、友人や師や仕事によっても左右されます。

ですから、善悪の境界線は人の意識によって大きなブレが生じますよね。

実は、善悪とは人の意識下にしか存在しません。

そんな、ことはない！と、貴方は言うかもしれません。

でも、よく考えてみてください。

ニュースで事件や事故を見たときに、

人によって評価や感想が何故違ってくるのでしょうか？

それは、人夫々の善悪観で物事を判断しているからに違いません。

さらに突っ込んで言うと、

外界に起きている出来事は無色透明で人の意識下のみにしか善悪はないのです。

であるのなら、

善悪や道徳観は言語の発達と共に人が発明した概念であると言えないでしょうか？

善と悪は暑いと寒いといった属性や状態を言い表し、

良し悪しは人の意識が付加しているのに過ぎないのです。

この世界は本当は善も悪もなくて光の世界なのです。

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